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迷走日記 体重を落とすコツ2014.07.30 Wednesday
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JUGEMテーマ:ダイエット法
迷走日記 7月30日 体重を落とすコツ
この3ヶ月ほど、週に4日ほど朝に走っています。状態が上向いてきたので、ここ2日ほど朝が涼しかったので暗い内から42キロを走ってみました。一昨日は体調を見ながら5時間ほど、昨日は快適な速度で4時間3分。大会では3時間半ほどで走れそうだと思って、練習を終えた。しかし、昼すぎからクーラーの冷気が気持ち悪くなり、その後クーラーを切ったが寒気が襲ってきた。夏風邪ではない。身体が疲れているのでした。以前にも夏場の無理なトレーニングのあとには、たまにあった症状ですが、今回はヒリヒリと痛みを伴うような寒気でした。つくづくと、歳(57歳)のせいだな、と老いを感じました。
トレーニングをしても向上しない苛立たしさや、次々と襲ってくるトラブルにウンザリしています。もっと楽に走りたいと思うようなり、体重を落とすことにしました。現在は身長が177cmで74kgです。昔に3時間を切って走っていた頃は65kgを切っていました。せめて、この夏の間に68kgぐらいにはなっておきたいと考えています。
どのようにして体重を落とすか?私のやり方はいたってシンプルです。夕食を食べてから、2時間ほど歩く。そして水分を補給しておいて、風呂へ入って寝る。走らなくても、速く歩かなくても良いのですが、2時間は歩きたい。2時間歩くと筋肉中のグリコーゲンが枯渇してくるので1時間歩くより圧倒的に効果が高い。歩いた後は食べない。この方法で失敗したことはない。
1ヶ月後に5kg減を目標にする。急激に落ちすぎないようにもしたい。この方法だと、食事制限をしていたりすると、普通の人だと簡単に1週間で5kgぐらい減ってしまうので、注意してください。怪しげなドラッグにお金を使う必要もありません。
写真1は、岩牡蠣の産地表示です
写真2は、牡蠣の白ワイン漬です
写真3は、ピリ辛トマトソースで牡蠣をお出ししたものです
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『アンのゆりかご』に学ぶ仕事の流儀2014.07.22 Tuesday
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JUGEMテーマ:グルメ
『アンのゆりかご』に学ぶ仕事の流儀
『アンのゆりかご』村岡花子の生涯 村岡恵理著 新潮文庫
『アンのゆりかご』の、ゆりかごは、プリンス・エドワード島がかつて先住民から「波間に浮かぶゆりかご」と、名付けられていたことによるものらしい。アンのゆりかごは激動の時代に浮かぶ、花子の「神のまもり絶えざれと思う」(362p)祈りなのだろう。
この書は面白かった。物凄く面白かった。朝ドラを見ることも忘れて読み耽った。花子の生きた時代と、その時代の空気を呼吸する逞しい女性達がキラキラと万華鏡を見るように描かれている。
あとがきの、「曲がり角のさきにあるもの」を信じる、を書いた梨木果歩はこう言っている。(430p)
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本書には、ただ村岡花子一人の女性史のみならず、彼女の生きた時代の女性たちの意識、彼女たちの置かれた社会的地位、葛藤までもが丹念に描かれている。中でも市川房枝に対する言及は、簡潔ではあるが各時代の要所要所に的確に人っていて、婦人参政権獲得運動の歴史が実に端的に浮かび上がる仕組みになっている。
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花子が市川房枝に始めて会ったのは、女性の人材育成のために旺盛な活動を続ける実業家・広岡浅子の夏期講習に参加した時だった。花子23歳、小我ではなく真我に生きよと広岡の教えを受ける。そして(142p)「小我より真我。社会の中で自分がなすべき仕事とは何か。花子は自分の探求する文学を、自分ひとりの世界にとどめずに社会に還元していく、という意識を浅子から得たのである。」
花子は健全で斬新な家庭文学を広めることを決心した。その家庭文学とは・・・(378p)・・・花子は、モンゴメリの描く物語こそ、花子が求め続けてきた「大人も子供も楽しめる本」であり、「非凡に通じる、洗練された平凡」であり、いかなる時代にも、ゆっくりではあるが着実に多くの人々を幸福にするメッセージが込められていると確信していた。
最も身近な人たちと共に笑い、涙して歩んでいく中にこそ、人生の深い味わいと実りがある。そして、愛する人たちと過ごす日常が、いかに、はかなく、そして尊いか―――、花子は若い世代の人々に伝えておきたかった。
面白かった、この本の何もかもが面白かった。あまり面白すぎて、この本の印象が変らないように・・・朝ドラを見るのを止めました。私はまだ村岡花子の本を何も読んでいないので、これから幾らかを読んでみようと思っています。
自分にとって真我とは何か?仕事の中で見つけてみようと思っています。
写真は税込み700円の弁当です。
写真1は、地鶏から揚げ弁当
写真2は、地元産海鮮パーポー弁当
写真3は、タコと茄子の田舎煮弁当
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播州高原を歩く その6 岩塊流2014.07.21 Monday
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夏の播州高原を歩く その6
岩塊流
山上庭園から歩いていると笠杉山へ/段ヶ峰・杉山へ/総合作業施設へ分岐する道標があります。総合作業施設方面へ下りていくと岩塊流がある。岩塊流登山道からは杉山と段ヶ峰へのポールが二本並んでいます。
岩塊流は貴重な自然遺産であるらしい。辺りに6枚の案内板があったので、そのうちの主だったものを3枚紹介します。
注、山蛭がいます。山蛭は最高気温が25度を過ぎると活動が活発になります。忌避剤や濃い塩水を用意して、足元にかけておきましょう。
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千町岩塊流(せんちょうがんかいりゅう)を大切に
岩塊流とは、今からおよそ260万年前から始まった第四紀、地球上に氷期が繰り返し訪れた時代にできた「周氷河地形」と言われる貴重な地形のひとつです。
千町岩塊流は段ヶ峰(1.103m)笠杉山(1,032m)の間、標高880m付近から、1,050mの山頂部西斜面にあり、大きさ1m〜4mに及ぶ岩塊が数層に厚く重なって幅約20m、長さ約600mにわたり川の流れのように連なって存在する県内最大級の岩塊流です。
岩塊流の下には冷たい水が流れています。冷たい水で冷やされると岩の上に水滴ができやすくなり、コケが生えます。
コケの上に落ちた草木の小さな種子が成長し、数十年を経て落葉樹の森となります。岩塊流とその下を流れる冷水が絶えなければ、この幻想的な風景は継続していくでしょう。
このように岩塊の上で森林が更新される現象を“岩上更新”(がんじょうこうしん)といいます。
岩の上に生えるコケや小さな草木は、一度踏み荒らされると元へもどるためには、長い長い時間を必要とします。
岩塊流の中へ入ったり、草木を採取したり絶対にしないでください。みんなで貴重な資源を大切にしましょう。 宍粟市 千町自治会
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どうどう橋の由来
目の前に見える風景は、今からおよそ260万年前から始まった第四紀氷河時代につられた岩塊流呼ばれる貴重な地形です。
兵庫県では、この千町岩塊流に最も影響を与えないよう森林基幹道「千町段ヶ峰線」のルートを設定し、岩塊流をまたぐ橋梁を建設して保護を行っています。
岩の近くでそっと耳を澄ましてみてください。鳥のさえずりと共に、雨後などには岩の下から水の流れる音が聞こえてきます。昔は岩の下をたくさんの水が流れ、「どうどう」という音が聞こえていたそうです。そのため、千町集落の人は、このあたりを「どうどう」という愛称で呼んでいます。
この貴重な資源を大切にしましょう 宍粟市 千町自治会
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岩塊流の上に生える稀産植物
岩塊の下を冷たい清流が流れているため岩面は周辺より冷え、周りの大気中の水分が凝結して湿りがちとなります。そこにはコケ類が繁殖するようになり、更にコケの水分で空中飛来や鳥によって運ばれてきた種子は発芽し、岩上で生存し続けている多くの草や木があります。
タニギキョウ(キキョウ科)
名前のとおり谷筋などの陰地に映える6〜8cmの小さな草木で、花は6〜8月、背丈の割りに大きな約6〜8mmの綺麗な白花をつけます。岩の上に群生していることは珍しい。
アサノハカエデ(カエデ科)
葉の形や葉脈が繊維を取ったり、麻薬の大麻となるアサ(麻)の波形に似ているところから付いた名前。葉や実はイロハカエデに似ていて、果実は羽をもって風に飛ばされて散布します。
カツラ(カツラ科)
深山の水に豊富な場所に生える樹木です。県下にも樹齢1000年を超す巨木が存在し、よく県の天然記念物に指定されています。この岩塊流域にも生育が確認されていました。
トヤマシブゴケ(シノブゴケ科)
この狭い岩塊流域に生息している苔は38科91種が確認され、その中で最も多い苔です。周氷河遺跡と冷水が創り出す微環境がどんなに貴重かを物語る証拠といえます。
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写真1は、岩塊流を観察する木製のデッキ
写真2は、岩塊流の様子
写真3は、くじら石
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播州高原を歩く その5 笠杉山2014.07.21 Monday
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夏の播州高原を歩く その5
杉山〜笠杉山(1032.1m)宍粟市一宮町
杉山からは山らしい少し急な坂道が続く。大乢(おおだわ)の鞍部にはお地蔵様があり、その先の林道をまたぐと、笠杉山迂回道の表示板がある。30分ほど登りつめると笠杉山山上に着く。氷ノ山方面の展望があるはずだが、本日は展望不良。道は林道に沿っています。
この林道にも賛否の声があった。他の地域であったが、知り合いの山好きに自然への影響を聞かれて、森林環境を研究する専門家を訪ねたことがあります。研究者によると場所にもよるが5mほどの林道ならば大きな影響は無いと聞きました。林道下の土の中や周辺の様子を年を追って調査したしたものも見せてもらった。この林道は岩塊流のデリケートな部分も保護されており、バイオトイレや観察台も建設されて、保護地の保全が行われています。林道建設により治山事業も進み、継続できる林業のためにも必要だと思われます。私は景観以外の問題はないと思います。
段ヶ峰〜杉山〜笠杉山縦走往復はゆっくり歩いても4時間はかからないでしょう。今日の私は休憩無しで3時間足らずで歩いています。縦走往復は林道利用すればガイドブック的に言うとファミリー向き、千町小屋からの登山道だと一般向きという感じです。千峰を展望する山歩きは播州高原の魅力の一つです。
大乢の乢(たわ)は岡山山間部では峠の意味で使われています。
写真1は、笠杉山の山頂
写真2は、山頂の風に揺れていた花
写真3は、大乢の地蔵尊のお顔
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播州高原を歩く その4 山上庭園2014.07.19 Saturday
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夏の播州高原を歩く その4
杉山〜山上庭園 宍粟市一ノ宮町
朝早くに、歩いている人やジョギングをしている人が多くいる。私も朝は10キロほどをジョギングしています。朝の空気は気持ちが良い。すがすがしい。この空気の心地よさを楽しみに歩いたり走ったりしている人も多いだろう。(余談:インドのヨギ・ヨガでは、この朝の清浄なときに子供を授かりなさい、という教えがあります。)
しかし、山の空気はもっとすがすがしい。人里の匂いが無いのが心地よい。林道を一台の車が走っただけで、あたりの空気感が変るのを経験した方も多いと思います。
標高1000mの天空回廊の空気は美味い。展望もすがすがしく、緑も美しい。私の手元に「宍粟50名山」という本がある。このサブタイトルが〜天空回廊1000mの風にのって〜、〜実に素晴らしい表現です。この段ヶ峰〜杉山〜笠杉山の1000mの天空回廊の風も、歩いていて人生の愉楽を感じる風です。
展望の良いなだらかな稜線歩きに心持の良い風は吹いて、この山上庭園がある。
写真1は、第一の山上庭園
写真2と3は、第二の山上庭園
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播州高原を歩く その3 杉山2014.07.17 Thursday
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夏の播州高原を歩く その3
段ヶ峰〜杉山(1088)宍粟市一宮町
杉山は単独で語られることは少ない。段ヶ峰と杉山、笠杉山と杉山、そして段ヶ峰・杉山・笠杉山の縦走の中間地点として、捉えている人が多い。しかし、杉山の山頂部は広々として展望も良く、笠杉山へと続く山上庭園もあり、魅力的な山です。
段ヶ峰の悠友山荘下の駐車場で、猟から逸れた猟犬のお出迎えがあった(前回の写真1の犬)。調教されていることや人を噛む犬でないことはすぐに分かった。人懐っこく、毛並みの綺麗な犬だった。犬は茶色だったので、あひる隊長はチャーチャンと名付けた。ミニバンの後のドアを開けると、機敏に躊躇無く乗り込んできた。そのようにして猟に出ていたのだろう。下りるように指示すると、すぐに下りてお座りをしている。
この辺りではたまにこういった逸れ猟犬を見る。山が深いので、猟師が犬を追いきれないのだろう。去年の秋は高野峠でやつれた姿の猟犬が彷徨っていた。
登山道に取り付いても、ついてきた。しばらくすると急に忙しなく吠えながら草むらへ消えた。犬の先に猪の走り去る姿が見えた。犬は谷深く猪を追い、自分の居場所を教えるべく吠えている。犬の吠える声はあっという間に遠く小さくなっていった。犬とは下山のときに再び出会うまで、ここでお別れとなった。
もうしばらく行くと、明らかに猪や鹿と違う足音に気付いた。小さなツキノワグマの黒い背中が見える。熊も私たちに気付いて足早に逃げ去っていった。草むらに熊の背中が跳ねていた。この山系とは20年以上の付き合いになるが、熊の姿は初めて見た。あひる隊長が「足音の存在感が違うね」と冷静に話していた。私は熊鈴を持たない、動物と遭遇することも楽しみにしているからです。熊と出会ったら、ヤッホーと呼びかけています。
野生の熊に初めて遭遇したのは氷ノ山でした。山頂小屋すぐ下で蹲っていた。薄っすらと雪を被っていて、初めは石かと思ってピッケルで突くと、これが熊で、ひっくり返るほど驚いたものでした。山小屋の日記に書き込むと、数日後に自然観察の館の方から電話があった。「お怪我はありませんでしたか?」電話があったことにも驚いた。山を管理する人は読んでいるのだった。分厚い冬用の装備だったので、熊の爪はわずかに皮膚を削った擦り傷で済んだのが幸いだったが、ズボンは15センチほど引き裂かれていた。それからその熊とは谷や若桜側で何度も遭遇しているが、トラブルはない。
山頂は雲がかかっていて、展望は無かった。給水して、杉山へ向かう。杉山からも雲で展望は無かったので記念写真だけを撮った。下界は気温が30度を超えているというのに、山は少し強い風が吹いていて、休んでいると寒いぐらいでした。
写真1は段ヶ峰、笠杉山、杉山の分岐点です。
写真2と3は記念写真。
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播州高原を歩く その2 段ヶ峰2014.07.16 Wednesday
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夏の播州高原を歩く その2
段ヶ峰(1103.4)宍粟市一ノ宮町
姫路から段ヶ峰登山口へは播但自動車道を使っていけば、1時間半ほどで着ける。神崎南ICから長谷ダムから砥峰高原を見て、千町段ヶ峰林道へ入っていく道程が景色も良い。
段ヶ峰の人気は高い。悠友山荘横の登山口から頂上まで、急なところも危ないところも無く、ゆっくりと歩いても40分ほどで着けるところと、広々とした山頂と全方位のパノラマ眺望が楽しめるところにある。
山好きには生野高原ゴルフ場から達磨ヶ峰(912.7)〜フトウガ峰(1082)〜段ヶ峰〜平石山(1061.2)と縦走していくコースが知られている。高星山(1016)から天狗岩へ下りても、河上の黒滝堂へ下りても、6時間程度のコースです。
段ヶ峰の登山ルートは生野町観光協会のホームページが分かりやすい。参照してください、ユニークな地図やトレッキングを楽しむ10の方法などもあって楽しい。登山マップは朝来市観光情報センターで販売しているらしい。郵送もしてくれるということです。
生野町観光協会のホームページでは以下のように紹介されています。
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段ヶ峰
なだらかな山容と四季折々の風景が
多くの愛好家を魅了しています
段ヶ峰の登山コースが、関西の登山愛好家に広く紹介されたのは、昭和30年代の中頃。
以来、山登りが楽しめる身近な山となりました。山頂までのコースは、見晴しのいい尾根道や滝登りなど、醍醐味も満点。
自然の営みや四季の彩りも満喫できるコースです。・・・・・
写真1は、悠友山荘下で出迎えてくれた人懐っこい、迷い犬。
写真2は、山上で群生していた花。
写真3は、今日は雲が山頂を覆っていて展望が無かったので撮った記念写真。
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播州高原 その1 千町ヶ峰2014.07.15 Tuesday
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夏の播州高原を歩く その1
千町ヶ峰1141.3m 宍粟市一宮町
播州高原とはどの地域を指すのか、北は若杉高原の藤無山(1139.2)・須留ヶ峰(1053.5)・さのう高原あたりまでだと考えています。西は因幡街道の29号線を境にして、阿舎利山(1087.2)・一山(1015.9)・東山(1015.9)。東は但馬街道312号線から入る生野高原まで。南は峰山高原の暁晴山(1077.2)・夜鷹山(1056)あたりぐらいまで。中心は砥峰高原から千町段ヶ峰林道が結ぶ段ヶ峰(1103.4)・千町ヶ峰(1141.3)というあたりだと考えています。展望抜群の1000m峰の山々が連なる、この地域をこの夏の間に少しずつ紹介したいと考えています。
昨年は氷ノ山全山縦走を紹介しました。とても好評でトータル1万アクセスを超えるヒットとなりました。そこまでいかなくても、今年の夏もぶらぶらと歩きに行ってきます。以前は100キロマラソンの練習に週末ごとに走っていた地域ですが、今はのんびりとした山歩きです。
登山口(こぶしの村キャンプ場)付近に兵庫県勤労者山岳連盟と尼崎山の会の『播州高原案内図』があり、その案内板には以下のように書かれていました。
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播州高原
中国山地の東部、兵庫県の中央、播磨(瀬戸内海側)と但馬(日本海側)の境に位置し西を揖保川、東を市川、北を円山川に囲まれ県を代表する河川の源流域である。東西15キロ、南北16キロ、千メートルを越える峰と尾根を多く持ち、生野・奥生野高原・砥峰高原・峰山高原の総称として呼ばれる。
ここ千町は、海抜600mの高さがあり笠杉山、段ヶ峰、千町ヶ峰、大段山へそれぞれ半日で往復できる。千町ヶ峰の頂きから良く晴れた日には、遠く瀬戸内海が望める。
1991.4.29設置(元図・山中)
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千町ヶ峰へ手っ取り早く登るのにはこぶしの村キャンプ場の登山口を過ぎて、広域基幹林道へ至り、段ヶ峰分岐を過ぎた登山口からが楽な登山ができます。登山口に駐車スペースはなく、少し手前の広場に車を駐車する。登りで1時間、下りで40分程度。
写真1は、草木川の渓流
写真2は、広域基幹林道の図
写真3は、山頂部の展望
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手柄山温室植物園 7月12日2014.07.12 Saturday
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手柄山温室植物園 7月12日
県立武道館へお弁当を配達したついでに、手柄山温室植物園に寄ってきた。『古典植物と山野草展』というのぼり旗が植物園周辺に幾つも立っていた。それが気になったからです。皆さんは古典植物とは何か?ご存知でしょうか。
日本文化を知るには、実は花卉園芸文化の歴史を知ること無しには有り得ない。花卉園芸文化の歴史を探ることで、日本文化の根の深さを理解することができる。そのことを知るには『花と木の文化史』中尾佐助著(岩波新書)を入門書とすることをお勧めします。
私は木の文様と木の伝説を研究しているときに、北欧からシベリアそして北海道を経て北米の北極圏の外周を取り巻く文化帯ついて、中尾先生に論文を見てもらったことがあります。その折に先生は「ここに人類最古の文明の交流があったというのかい?」・・・はい、文明は南下していったのではないか?寒いがゆえに必要な装備が人類を鍛えた、凍っているから移動できた、と考えています。「君は面白いね」と言われた。私は未だに、凍土が溶けて発掘ができると全てが分かると思っています。しかし、そのときには地球の陸地の4分の1ぐらいは水没しているだろう。
中尾佐助教授は助教授と間違われることをジョークにしておられました。先生からヒマラヤやブータンでのお話も聞かせていただいたこともあって、いつかはヒマラヤやブータンにも行ってみたいと思っています。
ところで古典植物とは何でしょう?会場では次のような説明がされていました。
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伝統的な生きた芸術品 古典植物
古典植物は、富貴蘭、オモト、カンノンチク、セッコウなど、江戸時代の園芸家たちが、並々ならぬ情熱を傾け、より美しく珍しいものを求めて品種改良を重ね、受け継がれてきた観賞用植物です。
その中でも富貴蘭は将軍から大名、武士や町人にいたるまで競ってこの花を育てたといわれるぐらい人気のある古典植物です。今回の展示会は、花を観賞する草花や花木のような派手さはありませんが、古典植物の叡智や技術、美意識の素晴らしさを堪能することができます。
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御協力された姫路古典園芸同好会の皆様、ご苦労様です。楽しませていただきました。
会期は7月13日の明日までです。
写真1は、富貴蘭
写真2は、鉄皮セッコウ
写真3は、ミヤマムギラン
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タコの刺身3品 7月10日2014.07.10 Thursday
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JUGEMテーマ:グルメ
タコの刺身3品 7月10日
林真理子著の『白蓮れんれん』を読み終わって、しみじみと、朝ドラの白蓮の年下の恋人の印象と、小説の恋人との印象に、あまりにも大きな違いがあることを思った。青年は大陸浪人と言われた父の影響もあるのだろう、朝ドラのような幼稚さや下世話な感じは無く、人生を冒険する逞しさや知性の深さも感じる。この小説は保存されていた七百余通の恋文を史料に描かれたものなので、小説から受ける印象のほうが本当の人物像に近いのだろう。朝ドラの中の左翼小児病的な台詞も気になる。脚本家は左翼をバカにしているのだろう。
『和辻哲郎(近代日本哲学の運命)』湯浅泰雄著 ちくま学芸文庫に、「しめやかな激情」100p という言葉があった。
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「しめやかな激情」とは、内面にあふれてくる激しい感情が、つよく抑制された形で外に表現されることをいう。(これはいくぶんか、和辻自信のパーソナリティの反映でもある。)このごろの女性はどうか知らないが、日本女性の愛や感情表現の仕方の伝統には、そういうパターンが見出されるといってよいであろう。いわば、心のヴェールにつつまれた肉体的情念の動きともいえる。心と身体はここでは分離して動くことができない。・・・略・・・身体というものは、人間を自然つまり大地と風土に結びつける基盤であるから、人間の生の様式は生ける自然の存在の様式と一体不可分になる。
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白蓮の愛のあり方は「しめやかな激情」なのだろう。愛を糧にして生きることは自然なことのように思える。白蓮にとって愛という心が、人生の迷いの此岸から悟りの彼岸へ渡るための筏であったのだろう。彼女の歌は愛の道を求めるものであたように思われます。
写真1は、タコをモロヘイヤの餡であがっていただこうというものです。
写真2は、タコの薄作りです。
写真3は、タコの昆布締めを松皮にしたものです。
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