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書写山 六角参道渓流 5の42014.02.17 Monday
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書写山 六角参道渓流 水の綾 5の4
写真を撮りながらぶらぶらと歩いていると楽しい。同じところを歩いても、撮る写真は毎回違う。
40年以上前に高校入学の祝いに父に買ってもらったカメラがニコンF2フォトミックSだった。小僧に似合わない高価なカメラを首にぶら下げて、毎日カシャリカシャリと撮って歩いていた。白籏史朗の山岳写真や土門拳の仏像の写真に憧れていた。高校の写真部を見て、あまりに下手糞な写真ばかりだったので、美術部に入った。油絵は小学生の頃から描いていたので、絵には自信があった。絵も描いたが写真も撮り続けていた。ペンタックス67を買って、自宅で現像をするほどに凝っていた。写真のプロになろうと思っていたが、美術で立て続けに大きな賞を取って周りにちやほやされて美術に傾いていった。
その頃に和辻哲郎の古寺巡礼を読んで、不思議な感動を得て仏像の写真を撮っていたが、同じ仏像をとっても何時も表情が違うことを、感じていた。現像液に浮かびあがる仏像の表情に深遠なものを感じて、スケッチブックにはった写真を多くの人に見せたが、まともなことを話してくれたのは香寺民族資料館の島津先生ただお一人でした。別館の池を掘っておられた先生は汗と土にまみれたままの笑顔で、よく見て御覧あそこにもそこにも仏の顔がある、と言われた。夏の暑い日だった。
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書写山 六角参道 渓流 5の32014.02.16 Sunday
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書写山 六角参道渓流 水の綾 5の3
紹介している写真は渓流の下から順に撮っていったものです。今回の紹介はまだ2回しか紹介していませんが、案内してほしいとの声が7件もメールで届いています。私はしばらく店の移転の用意で忙しいこともあって、知り合いに振ると、快く引き受けてくれました。直ぐそこにある手軽に楽しめる渓流は清掃が必要なので、落ち着いたら清掃の会でもしようと思っています。この渓流の水が綺麗なのは今が一番綺麗なのですが、今の時期の渓流の清掃は、たとえ書写山といえども、寒い。
花にも見頃の時期がありますが、渓流にも見頃の時期があります。春は長雨の後が満開となります。新緑の渓流を気持ちよく楽しめるように、清掃が進むと楽しいですね。
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書写山 六角参道渓流 5の22014.02.16 Sunday
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書写山 六角参道渓流 水の綾 5の2
久し振りに六角参道へ来てみると、道の表示札が木に吊り下げられていて、初めて来た人も不安が無く歩けるようになっている。ロープが張られた箇所も増えていて、少し様変わりした。整備をされた方に感謝します。
六甲山には毎日登山会というような地域住民のコミュニティがあって、清掃活動もされているので、どこの登山道もよく整備されている。阪神淡路大震災のときは、その登山道の復旧ぶりには驚いた。その年の夏には街よりも早く、粗方の整備はされていたのです。登山が地域住民の大切な生活の一部になっていることを知ることになりました。さすがに世界で一番に多くの方に登られている山だけのことはあります。
書写山にも地域の方々の“毎日登山会”のようなコミュニティ作りが進むような工夫があれば、六参道の整備も進んでウォーキング愛好家の新たな観光スポットとなることができると考えます。東に増位山・広嶺山、西に伊勢山・峰相山等を組み合わせれば、観光資源の豊かなロングトレイルコースとなると思われます。私に権限があれば・・・ハイキングバスも用意して、整備を進めて、播磨ロングトレイル歴史街道と名付けて、北は雪彦山、東は高御位山、西は竜野・相生・赤穂までのコースを整備したいと、夢見心地で考えています。
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書写山 六角参道の渓流 5の12014.02.15 Saturday
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書写山 六角参道渓流 水の綾 5の1
雨交じりの霙が降っていたので、水量を期待して、久し振りに六角参道の渓流を訪ねました。この渓流は参道からはあまり見えないので、知る人は少ない。しかし、姫路駅から車で30分もかからないところにこれだけの渓流美があります。水量があるときは、長靴を履いてブラブラと渓流を歩くのも楽しい。
おなり道から砂防ダムを越えて、渓流とクロスするあたりから渓流へ入り、沢を登っていきます。再び登山道とクロスするまでが渓流の見所となります。
今回の5回シリーズを皆さんは多分驚かれると思います。皆さんがあまり知らない書写山の一面を紹介することになります。前回に紹介した六角坂渓流より、少し水量が多い。
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滝巡り 鈴滝2014.02.14 Friday
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滝巡り 鈴滝
要滝 三段滝 鈴滝 兵庫県香美町小代区久須部
滝のある小代(おじろ)は和牛のふるさとであるらしい。山陰海岸ジオパーク散策モデルコースの吉滝・久須部渓谷コースの案内に牛の田尻号の話が記されています。
肉の話は料理人として興味があるので、小代観光協会ホームページでの田尻松蔵と田尻号を見てみた。
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田尻松蔵は小さいときから牛について極めて深い愛情を持ち、牛飼いが好きで毎日を牛と暮らしていました。
ある時、「田尻号」の母牛「ふく江」を一目見るなり惚れ込み、多額の借金をして「ふく江」を手に入れます。
松蔵は大切に「ふく江」を育てました。
そして、「ふく江」の第四産目に生まれた子牛、それが「田尻号」です。
「田尻号」は昭和14年に生まれて昭和33年に死亡するまで、優秀種牡牛として優秀な系統作りに使用されました。
1200頭の子牛を残し、孫、曾孫にいたっては全国に40万頭にも及びます。
まさに、子孫を残し、和牛改良の礎を築いた名牛が「田尻号」なのです。・・・・・
田尻号は1200頭の子牛を残したのですか、田尻号も頑張りましたね。私はスキ焼が好きなのですが、美味しい肉の味が沁みこんだ麩が肉よりも好きです。年のせいでしょうね。マラソンの宗兄弟は、若い頃は毎日のように肉を2キロも食べていたと言われていました。食費が大変だったでしょうね。
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滝巡り 要滝 2の22014.02.13 Thursday
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滝巡り 要滝 2の2
要滝 三段滝 鈴滝 兵庫県香美町小代区久須部
山陰海岸ジオパーク推進協議会のホームページでの要瀧・三段滝の紹介です。
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下流から見て向かって右側が三段滝、左側が要の滝です。約300万年前の火山活動で発生した大規模な火砕流によって作られた白い岩石(凝灰岩)でできた、なだらかな滝です。滝の近くまで車で行くことができ、久須部渓谷「滝見亭」の横の道を上がって、2〜3分で滝に到着します。
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吉滝・久須部渓谷コースのマップを見ていると「滝はなぜできるの?」というクイズが出ていた。そんなことは考えたことも無かったので、答えられなかった。長い年月をかけて水が大地を削り、滝や渓谷を作る。柔らかい地層(礫岩・砂岩・泥岩など)は削られて、硬い地層(溶岩・溶結凝灰岩)が残る。そうですよね、そんな感じがします。
ウィキペディア・フリー百科事典“滝”にはこう記されていた。
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概説[編集]
万葉集の頃の「たき」は今日で言う「早瀬(川において流れが速い場所)」を指し、垂水(たるみ)が今日で言う「滝」をさしていた。 一部の滝は、侵食が速く、また川の流れが地殻変動で変わりやすい山岳地帯において生じる。このような場所にある滝は、同じ場所を長年に亘って水が流れたことによってではなく、衝上断層(逆断層)や火山活動などの突然の地質の変化によって形成される。
それに対して、多くの滝は、長年に亘って流れる水によって形成される。典型的には、岩石の地層を横切って流れる水流があると、侵食に強い岩脈部分が棚として残るのに対し、その先の侵食に弱い地層部分が削られて落ちる。結果、残った棚は落ちた部分に対して隆起した状態になる。
さらに月日が経過すると、棚の端が徐々に削られ滝は絶えず上流に移動していく。同時に多くの場合、侵食に強い棚に対し、その下の地層は弱い地層からなるため、棚の下の層が侵食され、滝の下では水のカーテンの後ろに洞窟状の窪みが形成される。
滝の上の水流は、堅い棚の上を流れるために流れは広く浅くなり、滝の直下は、落下によって勢いがついた水が地面を叩くために水溜まりができる。
冬季に氷結し、巨大な氷柱となった滝を氷瀑(ひょうばく)という。
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少しは地質学のことも学びたくなった。入門書を探すことにしました。
要滝・三段滝は溶結凝灰岩なのですか・・・そうなんだ。
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瀧巡り 要瀧 2の12014.02.13 Thursday
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滝巡り 要滝 2の1
要滝 三段滝 鈴滝 兵庫県香美町小代区久須部
三段滝と要滝は直ぐ近くにある。滝に近づくと両方の滝の瀑風が渦を巻いていて、飛沫は強風の中の雨に打たれているように暴れている。眼鏡をかけていては写真が撮れない。ピントが合っているのかも合っていないのかも判断がつかない。しかし、対象は水煙で曇っているので、写真はボケたものになるので、気にはならなかった。ちょっとピンボケはドキュメントな感じがあって、悪くは無い。
少し前に白龍の瀧を紹介しましたが、その撮影時に滝壺に眼鏡を落として、探すのに大変な思いをしました。遠近両用眼鏡ですが、老眼や近視も進んでいるらしく、モニターやファインダーを覗いても見えにくいので、眼鏡をはずして見ていたのですが、それがポトリと落ちた。縁の無い眼鏡なので、激流の水の中では存在が確認できない。幸いに木屑の溜まった瀧壷なので流されてはいなかった。水の中を手探りで探していると、衣類の中に水が入ってくる。雪解け水は冷たく、その寒さは並ではなかった。合羽よりウエットスーツの方が良いかも知れない。防水カメラのことも気になる・・・。
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滝巡り 三段滝2014.02.13 Thursday
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滝巡り 三段滝
要滝 三段滝 鈴滝 兵庫県香美町小代区久須部
滝の場所と周辺観光は“山陰海岸ジオパーク推進協議会”のホームページで“散策モデルケース”の“吉滝・久須部(くすべ)渓谷コース”を見ると分かりやすい。
コウベ観光壁紙写真集で“要滝,三段滝,鈴滝・久須部渓谷”の案内を見てみた。
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久須部渓谷は、仏の尾(1227m)を源に、日本海に注ぐ矢田川の支流、久須部川にあり、落差10mの要滝、三段滝、落差20mの鈴滝の3つの滝があります。
滝の近くまでは車で行くことができ、山菜と川魚の料理店、滝見亭やつりぼりがあります。現在は釣り堀への通路が崩れ釣り堀は閉鎖されているようです。
近くには廃坑のようなものもあり、不動明王?が祀られていますが詳細は不明。
ここからは、吉滝、吉滝キャンプ場方面へのハイキングコースもあります。・・・・・
冬場は滝見亭も営業していない様子です。廃坑は雪に埋もれていて確認は出来なかった。また、早春の頃に吉滝と共にハイキングに訪れたい。
このホームページでの“周辺の観光スポット・関連施設”を参照することもお勧めしたい。
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