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新県立病院と姫路の医療再編 6
JUGEMテーマ:社会問題
医療と介護の問題に取り組む地域リーダーの会

当会は新県立病院の成功を望んでいます
ここに、皆さんと話し合う場を設けたいと考えています。
 
「姫路における県立病院のあり方に関する検討報告書(素案)資料5」には決定的な欠陥がある。
地域医療構想を策定するには、地域別の人口変化を分析し、将来の疾病構造を推計し、地域別の必要病床数の推計を行い、あるべき医療提供体制の実現に向けた取組を推進することになるのですが、その将来に必要な病床数の推計がない。推計がないので、目指すべき地域の実情にあった医療提供体制構築のビジョンも指針もない。つまり、地域における将来に必要な医療提供体制を鑑みた県立病院の役割が示されていない、ということです。これから作る病院は将来予測において計画してもらいたいものです。更に、地域における役割分担が示されていないので、地域の医療施設との連携のあり方も不透明なままです。
 
地域医療構想の策定プロセスは以下のようになっている。
 
1地域医療構想の策定を行う体制の整備
  地域医療構想調整会議は、地域医療構想の策定段階から設置も検討
2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集・分析・共有
3構想区域の設定
  二次医療圏を原則としつつ、
人口規模、患者の受療動向、疾病構造の変化、基幹病院までのアクセス時間
等の要素を勘案して柔軟に設定。
 4構想区域ごとに医療需要の変化
   機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)毎に医療需要を推計
 5医療需要に対する医療供給(医療提供体制)の検討
  高度急性期・・・他の構想区域の医療機関で、医療を提供することも検討
(アクセスを確認) 
  急性期・・・一部を除き構想区域内で完結
  回復期、慢性期・・・基本的に構想区域内で完結
               
「姫路における県立病院のあり方に関する検討報告書(素案)資料5」の<目次>を見てみたい。
 
はじめに
1中播磨・西播磨の現状と課題
2県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の現状と課題
3新病院に必要な診療機能
4整備場所
5両病院統合の進め方
6最後に
 
2014年6月に成立した「医療介護総合確保推進法」を受けて、2015年3月に示された「地域医療構想策定ガイドライン」から、報告書を作成するならば、以下のような構成にならなければならない。
 
はじめに
1 中播磨・西播磨における、
「地域医療構想策定ガイドライン」に沿った、医療提供体制の現状と課題
2 県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の現状と課題、
並びに、地域基幹病院の現状と課題から、検討されるべき地域医療連携のあり方
3 地域の2025年、2040年の医療需要の推計から推測される、
新病院に必要な診療機能
4 整備場所の検討は、姫路市に委ねる
5 両病院統合の進め方と、地域の医療機関相互の協議のあり方
6 最後に、質の高い医療を効率的に住民に提供するための
新県立病院のあり方について。
 
 というのが本来の検討のあり方です。
 
以下のような文章がある。
医政発 0330 28 平成 24 3 30  
各都道府県知事 殿 
厚生労働省医政局長 
医療計画についての文面の1.にはこう書かれてある。
1 医療計画の作成について
医療計画の作成に当たっては、指針を参考として、基本方針に即して、かつ、医療提供体制の現状、今後の医療需要の推移等地域の実情に応じて、関係者の意見を十分踏まえた上で行なうこと。
 
● 関係者の意見を十分踏まえたものでなければならない
 
医療計画作成の趣旨にはこう書かれている
  • 誰もが安心して医療を受けることができる環境の整備が求められている。
  • 生活の質の向上を実現するため、患者数の増加の状況も踏まえつつ、これらに対応した医療提供体制の構築が求められている。
  • 地域の医療機能の適切な 分化・連携を進め、切れ目ない医療が受けられる効率的で質の高い医療提供 体制を地域ごとに構築する
  • 医療計画における政策循環の仕組みを一層強化することが重要となる。医療機能を明確にした上で、地域の医療関係者等の協力の下に、医療連携体制を構築する
  • 地域の医療機関ごとの機能分担の現状を理解し、病期に適した質の高い医療を受けられる体制を整備することが求められている
  • 医療計画の作成に際して、医療や行政の関係者に加え、患者(家族 を含む。以下同じ。)や住民が医療の現状について共通の認識を持ち、課題の解決に向け、一体となって協議・検討を行うことは今後の医療の進展に大きな意義を有するものである
  • 患者・住民の意見 を反映させること
 
 「姫路における県立病院のあり方に関する検討報告書(素案)資料5」は以上の視点において、多くの点で不十分です。真摯な取り組みを期待したい。
 
 姫路は姫路での自主的な協議によって、姫路の実情を勘案した客観的で説明可能な「姫路における地域医療構想」を策定し、県に提出する必要がある。
 国は消費税増税の一部を地域医療介護総合確保基金とすることにした。県は基金を設け、医療機能の分化・連携の推進、医療従事者の確保・養成、在宅医療の推進や介護サービスの充実等の事業の経費に充てる。その費用の3分の2が消費税分となる。
 地域における、医療政策が重要な時代に入るのです。地域医療構想で地域の医療が活性するか否かは地域の取り組み次第ということになる。地域の実情を細分にまで分析し、積上げる取り組みがあってこその地域医療構想であることを、市長は認識しなければならない。
 新県立病院建設を期に「姫路における地域医療構想」を協議する必要がある。
 「姫路における県立病院のあり方に関する検討報告書(素案)資料5」が多くの点で不十分で、決定的な欠陥が認められるのは、姫路市に協議の必要性を認める、時代を読み取る目がないからであるのだろう。
 一方で、姫路の公立・公的病院は「地域医療構想を踏まえた役割の明確化」によって、病床再編の見直しが迫られている。「姫路における県立病院のあり方に関する検討報告書(素案)資料5」には県立病院の病床計画しか記載されていないので、県立病院の病床だけが守られて、既存の病院の病床が削減されるのではないかということも危惧される。検討報告書は県立病院だけを優遇している、としか捉えられない。これは許されざることであり、「姫路における地域医療構想」策定に支障をきたす、大きな要因となるだろう。
 
 もう一つ考えられることは、「姫路における県立病院のあり方に関する検討報告書(素案)資料5」が多くの点で不十分で、決定的な欠陥が認められるのは、県職員の意図的なものである可能性もある。「地域医療構想」を文面に持ち出すと、「地域医療構想」に理解を示さない医師会や民間病院の反発が県立病院計画へ及ぶことを避けた、とも考えられる。しかし「地域医療構想」は理解を示さない状況で導入されれば、生煮えの構想となり、地域住民に「病床を削減するだけ」のものとなり、地域包括ケアシステムも画餅になる。地域住民に大きな犠牲を強いることになるので、今のうちに話し合いの場を用意しておかなければならないことを自覚して、当会の提案する姫路医療連携推進協議会の設立に協力することが賢明な判断だと提言しておきたい。
 
 ここでもう一度述べておきたいことは、前回のブログでも述べたように、姫路南西部には急性期病院を残さなければならない。
 今後地域包括ケアの整備が進められますが、在宅実践家が指摘するのは非がん系の対応の難しさです。非がん系は死期の予測が困難であるだけでなく、急性憎悪を繰り返すことが少なくない。入院の可否の判断や受け入れ病床の確保を含め、適切な医療と介護の確保が重要となる。在宅医療は急性期医療の問題とも深く関わるものです。
姫路南西部は生産年齢人口も多く、高齢者人口も増えてくるので、救急需要や必要病床数は増加していく。広畑に残される病院が慢性期の病院であっては、地域での近い将来における疾病構造への対応は難しい。疾病によっては医療機関での治療開始時間が予後に大きく影響するので、急性期病院がなくなることは地域住民にとって大きな不利益となる。
 
 これまで4回のブログは
「姫路における県立病院のあり方に関する検討報告書(素案)」から、姫路における地域医療構想のあり方を考える。
 という文章の下書きとして書いたものです。ブログの文章から加筆修正して、関係各位に渡されています。
 
 
posted by: 応援しよう東北!(雑華堂) 小嶋隆義 | 地域リーダーの会 | 16:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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