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迷走日記 10月28日 丑三つ時の迷走
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迷走日記 10月28日 丑三つ時の迷走

 

 過酷な登山や長い日数をかけた冒険に挑戦したことのある人には不思議な経験をしたことのある方が多い。1週間以上にわたる厳冬期の単独行をしたことのある人は必ず不思議な体験談があります。その不思議な体験で信仰深くなる登山家も少なくは無い。雪山を縦走する単独行はギリギリに荷物を絞っています。食料も切り詰められている。

 不思議な体験の原因の多くは脳の栄養不足であることが多い。幻覚・妄想・錯覚は明らかな脳の栄養不足です。遭難の原因にもなります。糖質中心の食料はパーティーの仲間割れの原因になることも多い。経験的に、各種栄養素の配合されたプロテインを摂ると、登山の成功率は高まります。

 

 昔の剣豪伝を読んでいると、剣豪が決闘に挑む前に山へ籠る話があります。草や木の根や虫を食べながら山に籠る。現れた魑魅魍魎を斬って、斬って、斬りまくる。そして自分が鬼となって、相手に向うというのです。人間の脳ではなくして、相手を切り殺す迷いを断ち切る。そんな剣士と立ち合う相手は怖いですよね。

 

“大峯千日回峰行 修験道の荒行”(春秋社)で塩沼亮潤大阿闍梨は不思議な体験を語られています。粗末な食事で、死と背中合わせの回峰行はいかに過酷だったのかがわかる体験談です。回峰は深夜の零時半から始まります。一日15時間の山行です。

 闇の中に巨大な猪が出てきたり、餓鬼が現れたり、落ち武者に遭遇したり、山に入った人間を弾き返そうとするような魔力を経験されています。

・・・・・

86p

・・・台の上に座ってご飯を食べていたのですけれども、白い煙に包まれたような感じになりまして、急に睡魔が襲ってきて、ガーンと台の上に打ちつけられるようになりまして、そうしたら、手が下からぐーっと出てきました。

 びっくりして見たら、鎧の甲冑のような、手甲のようなもので、私の両腕をこうつかんでいるんですね。金縛りになりまして、どうしようもない。般若心経を唱えてもだめだということで、二十三歳ですので、まだ怖いですね、これはどうしようもないとあきらめたところ、首のほうに手が回ってきたので、このままではやられると思って思いっきり力を振りしぼって払いのけたら、すーっとその手が消えていきました。そんな怖い経験も最初のころはしました。

87p

・・・岩場があって、松の本があって座るのに具合がいい。手の届くところに二股に分かれた木があって、そこに杖をかけて提灯をかけるといい明かりになって、そこでご飯を食べるのに時間的にもちょうどいいというところがあったんです。

 ところが、午前三時頃ですが、無風状態のときに、うごくはずのない提灯がこうやって揺れるんですね。

・・・・・

 似たような体験をされた方は多い。私は自分が透明人間になって見えなくなっていることに焦ったことがあります。誰もいないところで話しかけられることも多かった。人間の脳は不思議なものです。

 塩沼大阿闍梨はそんな恐怖体験にこう考えられました。

・・・・・

86p

・・・全部そういうのも、仏さまがこれでもどうだ、これでもどうだと試しているようですね。いま思えば、そういうのはみんな、仏さまが私を成長させるためにくれたプレゼントだと思います。

・・・・・

 そんな風に考えられたのですね。そして、

・・・・・

84p

・・・何百日と重ねていく間に、そういう怖い思いもしなくなりました。

 すると今度は、きれいな仏様が浮かんでいたり、金剛石のような石がザックザックとたくさんあって、五メートル四方ぐらいのきれいな石の固まりがあったんです。そこを天女が二人、舞っていて、袋に詰めて少し分けてくれたんです。

 ずっと天上に続くきれいな道があったんですけれども、これからの道ですと言われて。まだまだ修行は続くという思いがしまして、それ以来、怖いものは見なくなりましたね。

・・・・・

 同じ幻覚・妄想・錯覚を見るのなら天女がいいのに決まっていますよね。信仰というのはどんな恐怖体験も超えていくものなのですね。

 しかし、脳の栄養不足だけで説明できないことも山には多い。多くの登山家はそのことも知っています。山をよく知る者は塩沼大阿闍梨が言われていることはよく分かる。洋の東西を問わず、登山記録には似た話が沢山に出てきます。

 静かな山小屋で初めて会った方には、その日の夜を一緒に過ごすということもあり、親しくなっておこうと思います。そんな時は円空や棟方志功の話を持ちかけます。直ぐに旧友のように打解けることが多い。登山家には素朴な信仰を持った方が多い。ご来光に心が洗われるのも、そんな1コマです。

 

一人で真夜中に山を走るのは怖くないのか?と聞かれることがよくあります。「魑魅魍魎が友達です。友達が少ないもので・・・」と答えています。(笑)

 

写真は 姫路置塩 城山の木の表情2です。

 







posted by: 応援しよう東北!(雑華堂) 小嶋隆義 | 料理日記 | 14:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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