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検察の問題について2010.09.06 Monday
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JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政
小沢氏は検察の捜査からは逃げないと言っている。当然のことだろう。検察の捜査は暴走であり迷走であるからだ。小沢氏が説明責任をはたしていないという人がいるが、小沢氏の刑事責任を追及できる根拠がどこにあるのか、説明してほしい。説明が出来なければ民主主義を否定していることになる。
検察の問題は民主主義の根幹に係わる問題なのではっきりしておかなければならない。
検察の問題はどこの政党、または人を支持しているかという以前の問題でしょう。
多くの人が刑事事件と政治家としての道義的責任を混同している。
資金管理団体で土地を購入したこと、
現金で4億円を持っていたこと、
そのことだけでは、政治資金規正法違反にあたらない。
検察の捜査がいかにでたらめで、マスコミの報道にどのような問題があったのかは
『検察が危ない』郷原信朗著 ベスト新書 2010年4月初版第1刷
を読んでもらえれば分かる。
関係者の逮捕もいかに不当なものであったのかも分かる。
正直に言ってこの本を読むまでは、私は小沢氏を黒だと思っていた。そしてマスコミの報道から事実と推測を分けて、読み取れていない自分自身の判断力の甘さを痛感した。
各政党もこれ以上この事件を追及することは、返ってその事件の政治利用を国民に知られるだけのことになるので、やめたほうが賢明だろう。小沢氏が総理になったら、小沢氏は検察の裏金問題の責任を徹底的に追及するだろう。検察は裏金問題で自民党に恩義を受けて曖昧にしてもらったことが公になることや、検察の捜査が常識では考えられない政治的意図があったことも公にされて、自民党は大きな打撃を受けることになる。多分、小沢さんは徹底的にやるだろう。そのことが、国民への説明責任だと小沢さんは捉えている、と私は睨んでいる。徹底的に検察の裏金問題をたたき、総選挙に持っていく作戦だと考えられる。私が小沢さんの選挙参謀なら、民主党の小沢さんと菅さんの対立を演出し、管さん側の有力議員も同時に葬り去ることを考える。
ねじれ国会、党内対立、説明責任の三つを、同時に解決することを図ることが今回の代表選に立った小沢さんの意図であると、私は考えている。小沢さんが総理になったら公明党との協力体制でねじれ国会を乗り切ろうなどという、甘い考えはないだろう。自民党が検察を利用したがゆえに、検察を叩くことで自民党を壊滅させる作戦が始まっている。この代表選を一番注目しているのは検察だろう。管さんや鳩山さんなら丸め込めるが、政治の裏の裏まで知っている小沢さんでは容赦はない。小沢さん有利の情報を聞いて、検察は今頃震えあがっているだろう。
検察審査会が2度目の結論を出せば状況が一変するのではないか、と多くの人が思っているようですが、これこそ小沢さんが手ぐすね引いて待っているところです。
『「権力」に操られる検察』三井環著 双葉新書2010年7月第1刷
に、こう述べられている。
153p〜
『東京第五検察審査会が「起訴相当」と議決→強制起訴
・・・の道筋となった場合、検察が起訴するわけではない。指定弁護士が検事の代役を果たすという、刑事裁判としてはイレギュラーな形で進む。
検察審査会は再度の「起訴相当」判断を下した場合には、指定弁護士はさぞかし苦労するだろう。指定弁護人は、検事の代役を務めなければならないからだ。当然、弁護人には捜査の権限はない。補充捜査をする権限もない。捜査をするための手足を奪われているのだから、これは難儀な仕事だ。
反対に、小沢前幹事長は戦いやすくなると思う。検察を相手にする通常の刑事事件とは、様相がまったく異なるからだ。』
検察は検察審査会に判断を任せることで、責任逃れをしようとしているようだ。
検察は2度の不起訴を決めている。検察審査会の判断は健全だったのだろうか?
154p〜
『検察審査会が「起訴不相当」としたところで、検察の責任は何もない。検察審査会が「起訴相当」としたところで、以後の裁判を検察が担当するわけでもない。最終的に裁判が無罪になったとしても、検察に対する非難が巻き起こることもない。』
2009年11月に改正版・検察審査会法が施行されたことは、
『・・・あとは検察審査会に下駄を預ける道だ。そうすれば、検察は悠々と高みの見物を決めこむことができる。』
いかにも官僚が考えそうなことだ。
『検察が危ない』の「はじめに」でこう述べられている。
『・・・検察は、本来は法務省に属する一つの行政機関に過ぎないのであるが、国民の大部分は、検察の判断を「司法判断」だと思い込んできた。』
検察に正義が独占されているということが、日本の刑事司法の限界でもあるようだ。
『・・・その「検察の正義」が、対社会、政治、経済という面で大きな影響を生じさせるのが、特捜検察が手掛ける事件における捜査・処分である。』
『2009年3月、当時民主党代表小沢一郎氏の公設第一秘書、大久保隆規氏が政治資金規正法違反の容疑で逮捕され、さらに翌2010年1月、石川知裕衆議院議員を含む小沢氏の秘書及び元秘書三名が同法違反で起訴に至る。これらの事件をめぐる検察の捜査・処分・公判は、検察の実務に関わった経験を持ち、刑事司法を担う機関として検察の重要性を認識する者、検察という存在に思い入れを持つ者にとって、まさに悪夢そのものであった。
従来の検察の常識からは考えられない強制捜査のやり方、裁量の範囲を逸脱した処分、適正手続きという観点からは到底許容できない不公正な公判立証などが繰り返されるが、それらを問題にする動きは、捜査対象の小沢氏に対して盛り上がる政治的、社会的批判にかき消され、ほとんど目立たない。そして、検察と一心同体の関係にある司法クラブを中心とするメディアの報道に守られ、検察の捜査・処分は、「失敗」「敗北」と批判されることなくことごとく容認される。』
同書第5章
『政治資金処理の適正さを担保する行政的な枠組みがほとんどなく、検察の裁量で政治資金法違反の摘発が行われていることが、このところの政治資金規正法による検察の暴走を招いたのである。』
著者の重要な提案にも耳を傾けなければならない。
殺人、窃盗等の伝統的犯罪に適切な処罰を与える「伝統的機能」と、経済社会における様々な法令違反に制裁を科す「社会的機能」は分けて、整備されるべきである。行政法規の実効性の確保のために、罰則適用のためのシステム化を図る。という論はなるほど専門家の意見だ。
第4章では、企業・団体献金全面禁止の政治資金規正法改正案の問題について、こう述べている。
『・・・この事件では、大久保氏の逮捕後、「政治団体の代表者の監督責任で小沢氏を議員失職に追い込める」との見通しがしきりに報じられた。現行法の「選任 及び 監督」についての過失という要件の下では客観的にあり得ないものであった。
だが、公明党提案のように「選任 又は 監督」についての過失で代表者が処罰できるようになると、会計責任者の違反さえ摘発できれば、代表者たる政治家の監督責任を問うことは容易になる。』
『・・・検察の意向次第で、政治家の政治生命を奪うような政治資金規正法による摘発が自由自在にできることになる。
暴走・劣化を繰り返す検察に、さらに強大な権限を与える法改正を行うことは民主主義にとって危険極まりないものである。』
検察革命、司法制度改革は必要なようだ。
『「権力」に操られる検察』で指摘された検察の「けもの道」や「国策捜査」による「国家の罠」についても深く考えさせられた。
『法務検察は表では犯罪を検挙して、裏では組織的な裏金を作っている』
その額は年間5億5千万円あったそうだ。現在では7千5百万円減らされているようだが、法務省予算の調査活動費は減らされていないようだ。
『調査活動費とは法務省全体の問題です。法務省の中には検察、公安調査庁といろいろな部署があって、予算を配分する。だから(調査活動費の)検察予算だけが減っても法務省の予算自体は減ってないことになりますよね。』
『金が法務省の中でぐるぐる回っているんですよ。』
警察にも調査活動費はある。内閣なら官房機密費、外務省なら報償費とか。領収書も何もいらない、「使い切りのお金」が正規の使い道をされないで、自分たちで勝手に使っているそうだ。
検察に問題は多いようだ。上記2冊を読んで考えてみてほしい。
小沢さんが首相になったら、選挙は近いだろう。政治家のみなさんは準備をされたほうが良いでしょう。
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