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民主党が敗北した理由
 

民主党が敗北した理由を「消費税発言」だと民主党が総括している限り、民主党の再生はない。消費税だと言うのなら、自民党も敗北するW敗北であったはずだ。結論から言えば、菅内閣は選挙を知らなかった。選挙における三種の神器とは嘗て、地盤・看板・鞄だった。しかし、小泉選挙以降の三種の神器はフレッシュ・リーダーシップ・アジェンダとなっている。

 

 フレッシュとは、新鮮なイメージです。古い政治体質や利権にまみれた印象を拭い、新しい時代に果敢に挑戦しているイメージです。党が時代に合わせて生まれ変わって、未来を力強く見据えている姿を示し、挑戦者として立ち向かっている一生懸命な爽やかさを言っています。

 

 リーダーシップとは指導力や計画の実行力を示すことです。短期間に発言がころころと変わるようでは信頼を得られません。日本の政治が変わるには強いリーダーシップがなければ、変わらないことを国民の知るところとなっています。今回の菅総理はリーダーシップに欠けていました。皆さんの知るところです。

 

 アジェンダとは行動すべき指針で、マニュフェストのメニューのようなものです。マニュフェストを説明するには時間がかかります。手っ取り早く、なおかつ本質を説明するために、簡潔に述べることが選挙では求められます。コマーシャルで商品を売るためのコピー・宣伝文句だと思ってください。

 

 政治に「新鮮な魅力」が求められるようになったのは新自由クラブの時代です。「自民党はすでに歴史的役割を終えた」として1976「保守政治の刷新」を掲げて新自由クラブは結成されています。結党直後の12月に行われた34回衆議院総選挙では一挙17人を当選(さらに追加公認1人)させて党勢を伸ばしました。この時代から、民意は政治に「新鮮な魅力」を求めるようになっています。

 この選挙はロッキード選挙と呼ばれ、「無党派」票の獲得が選挙戦の鍵となることを示した選挙となっています。ロッキード事件を他党も金権・腐敗性政治として批判しましたが、フレッシュなイメージをもつ新自由クラブへ票が移っていきました。

 

 無党派層は徐々に数を増やし有権者の60%を超えたのは森内閣からです。政治不信が無党派層を増やしてきました。無党派層は大きく分けて二つに分かれます。選挙に行く無党派層と選挙に行かない無党派層です。どれぐらいの割合で選挙に行くのかは選挙の争点にもよりますが、今回の場合は支持政党を持つ人達で選挙に行かなかった人達を少なく見積もって5%と考えて、無党派層の約半数は選挙に行ったことになります。選挙に行く無党派層も二つに分けることが出来ます。選挙を国民の義務と感じている人と権利だと考えている人です。政治を変えたいとはっきり意思を持つ、権利意識を持つ無党派層のほうが圧倒的に多い。なんのしがらみもないのに選挙に行くのは政治に高い興味を示しているからです。

 

 少し前までは、無党派層は与党に批判的な人が多かった。現状への不満・不信が野党、反体制への票になっていた。現在では、そういった認識を持つ一方通行型政党は現状分析力が弱いと言わざるを得ない。現在の無党派層は単なる不満・不信ではなく政治満足度で投票行動を起こしている、成熟した無党派層が増えている。

 

成熟した無党派層も二つに分けられる。ひとつは支持政党を持つ人々よりも論理的に政治を考えている人達で無党派層の約2割と考えられる。この層を私はリベラル無党派層と括っている。もうひとつ、確かな知識はもっていないが、其の時の選挙で政党・立候補者が示した政策課題で投票先を決定する、アジェンダ無党派層、と私は言っている層がある。この層を無党派層の4割と考えている。残りの4割は政治に全く興味を持っていない人達や、成熟していない無党派層と分析している。この6割の成熟した無党派層をターゲットにした選挙の取り組みが必要だということになる。この層は支持団体による組織戦より遥かに数が多い。当然のことながら組織票に頼っている政党はジリ貧となる。

 

無党派層の多くは現状では、風ではない。無党派という組織だと考えるべきです。リベラル無党派層とアジェンダ無党派層にどれだけの政治満足度を提供できるかが鍵となります。正直に言って渡辺党首がアジェンダの党と言った時には驚いた。

 

このような傾向がいつからはっきりしてきたのかは、小泉・郵政選挙からです。この選挙を劇場型と捉えるのは表面的だと思える。フレッシュ・リーダーシップ・アジェンダの三種の神器が明確になった選挙と捉えて、選挙分析をするべきでしょう。選挙は壺にはまらなければ勝てない。

 

政治に強いリーダーシップが求められるようになったのは、英米の影響です。サッチャー、レーガンの指導力が日本にも求められるようになっていきました。首相がころころと変わって、有効な政策が打ち出せないイメージと急成長する英米との比較が、強いリーダーシップを望む声を生んだのです。小泉政権を愚衆がファシズム的に流されていったように言う人がいますが、とんでもない誤解です。

今回の選挙でも、イギリスのキャメロンが「これが財政再建策だ」とブリーフケースを突き出す力強い姿と菅首相のぶれた発言は対照的でした。

 

マニュフェスト選挙ではなく、なぜアジェンダ選挙なのかは、街頭演説の時間と、テレビ枠に影響しています。短時間に有効なキャッチフレーズをどれだけ有権者の頭の中に叩き込んでいくのかという計算が必要です。これからの選挙はコピーライターの力が物を言う時代になってきました。

菅総理が消費税10%を口に出したとき、「消費税増税の前にすることがあるでしょう」というキャッチを前面に出した、渡辺党首の早い決断、立候補者を束ねるリーダーシップ、センスのよさが光りました。党内でコンセンサスを得られていない議論を選挙で持ち出すのは、有効なキャッチコピーを作れないどころか、首相のリーダーシップにも政治責任にも不審を抱かせるマイナス要因となりました。私がもし党首であれば「公務員の削減、無駄の排除、国民生活向上」の三点でこの選挙を押し捲ったでしょう。政権与党だから出来る政策を打ち出すことで、新しい与党の存在感をアピールすることが出来た。勿論、みんなの党の躍進もこれほどではなかった。

 

コマーシャルに学ばなければいけません。何を売るのかをはっきりさせる。また、オーム返しのようでも飽きられます。落語でいう「気の利いた枕と落ち」をいつも頭に入れて、有効なキャッチコピーを叩きつけるテクニックが必要です。

 

テレビでは明るく新鮮で、一生懸命なチャレンジャーを、与党であっても演出しておくこと。街頭演説では「聞く耳」があることを強調すること。テレビでは、相手の政党の主張に「聞く耳」は必要ありません。ぶれた指導力のなさが強調されるだけです。チャレンジャーは主張するのです。

候補者は政策を一言で魅力的に述べるトレーニングを積んでおくこと。そして、あなたの意見が政策に活かせる準備があることを、有権者にアピールしておくことが必要です。「あなたと一緒に未来を作る政党」であることを強調しておくことがポイントです。官僚的上から目線の発想ではない、政治家の双方向性を印象付けることです。

 

これからの選挙では、投票率の低い青年層の大票田をいかに育てるかが課題になります。青年層と「正義と社会性」について話し合う機会を多く作ることが政治団体に求められます。多くの課題は焦点を曖昧にするだけなので、財政も経済も教育も医療も環境も「正義と社会性」という、市民意識に絞っていきます。自分が参加することで、未来が変わることを学習することが必要です。これを成し遂げた党が10年先の政権与党となっているでしょう。

 

なぜ無党派層は増えたのか?簡単です。民主主義だからです。自由と責務が個人に委ねられるようになったからです。民主主義のルールは自分のことは自分で責任を取ること。そして、責任が取れることが民主主義への参加条件となっているからです。しかし、皆が皆、条件が満たせるわけではないので、国や組織の介入は条件を満たしていない場合に限られる、ということになります。

 

ですから、これからも無党派層は拡大していきます。しかも、政治への参加意識の高い無党派層が拡大していくので、有権者はアジェンダの先を求めるようになります。本格的なマニュフェスト選挙の時代がきます。これはインターネットと深い関係を持つようになります。インターネットでいつでも気軽にマニュフェストを手に出来るという利点からです。新聞のように一回性ではないからです。チラシや冊子等の紙はごみになります。特別な事情がなければ紙ベースを必要としない時代が来ています。

 

しかし、現在のインターネット情報によるマニュフェストは不十分だとしか言いようがありません。アジェンダの延長線にあって、簡単な説明だけに終わっている不十分なものです。政党への質問もほとんど返ってこないということも聞いています。私のように政治家に時間を作ってもらって直接聞ける環境は誰にでもあるわけではないので、政党はここに人員を配置することで丁寧な対応を心がけることが直接に票に結びつくようになっていくでしょう。

 

支持する政党があっても、支持政党に投票せずに、今回の選挙はこの政策に投票しよう、と考える人もますます増えてくるでしょう。

 

みんなの党の課題は、地方における選挙協力です。独自で地方組織を作ることは時間と莫大な金が必要です。オリジナルな地方組織を作るには、来年の統一地方選挙でどれだけの足がかりが作れるかが鍵になります。総選挙の小選挙区制は無党派層だけでは勝てません。みんなの党が政権をとるには、大阪の橋本知事の「維新の会」と連携をとり、全国の議会に「みんなの維新の会」を作ることがベストです。他党は維新の会より、フレッシュなイメージの組織を意識化しておきましょう。

 

結論:民主党は実はものすごく古い体質を持っていると思われた。菅総理の指導力に疑問が持たれた。支援組織に頼りすぎた。以上が民主党敗北の原因です。

選挙は技術だけではなく、政党の中身が大切なことは言うまでもありませんが、いくら正しいことを言っていても技術が未熟であれば票に結びつかないことも事実です。

政党の皆さんは、くれぐれも、フレッシュ・リーダーシップ・アジェンダの三種の神器をお忘れにならないようにしてください。

posted by: 応援しよう東北!(雑華堂) 小嶋隆義 | 日記 | 10:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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